白黒思考の極端な考えでトラブルになる人の原因と2つの改善方法

自分を大切にする

極端な考えでトラブルになる白黒思考の特徴&克服方法

白黒思考の人は中々自覚していない人が多い。
なぜなら、自分の意見がみんなと同じで他の意見がないと思っている。
沢山の意見の中から選んで自分の考えと思っているが実は、自分の意見の1つで考えているので、この考えしかない。と、硬くなになっているので「なぜ、みんな自分のことを理解してくれないのか?!」と、むしろ疑問を抱いているので自分自身が白黒思考だとは気づきにくいのです。

まずは、白黒思考なのかチェックしてみよう


白か黒かで物事を判断してしまうクセを直したいのですが、どうしたらいいですか?

グレーゾーンの存在を知る

白か黒かの2択しかないから辛いので、グレーゾーンが存在すれば選択肢は広がります。

白黒思考チェック項目

  • 新しいことが好き
  • 分からないことは誰かに聞いて教えてもらう
  • 可愛がってくれる先輩がいる
  • 後輩の面倒をよく見る
  • 海外旅行が好き
  • 自分に似合った洋服を探す
  • 人から感謝の言葉をかけられる
  • 仕事帰りは寄り道して帰ることもしばしばある
  • 初対面の人でも楽しく会話ができる

    チェックが少ない人ほど、白黒思考の可能性が高いです

白黒思考とは

□0か100か

□YESかNOか

□良いか悪いか

□成功か失敗か

□敵か味方

極端な判断をする考えのことです。二分思考とも言います。

潔癖症・完璧主義・理想が高いなどの極端な性格の人にも見られます。
執着心がなく、少しのミスですぐに諦めたり、物がちょっと汚れただけでも捨てる、意見が少し違っただけで相手を敵として見てしまいます。その為、コツコツ物事に取り組むことや同じ物を使い続けることが苦手です。また人間関係においても、良い人か悪い人を判断してしまうので、自分から少しずつ歩みよるのが難しく、みんなが敵に見えたりします。

妥協・相談・協力のグレーゾーンが存在しないです。心が激しく揺れ動いたり、不安や焦り・落ち込みが激しく繰り返されこころに負担がかかってしまいます。

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特徴

1つの考えで判断

自分の行動を思考だけで判断しています。
外から決められたルールをそのまま忠実に守りますので、臨機応変な対応が難しくこのときには、「こうする」と、決まっているので他の妥協点や違う意見は他にないと思ってしまいます
自分の感性や考え・状況を無視してルールに従うので、自分をないがしろにしたりします。

さらに、ルールを守らない人を攻撃・責めることもあります。

例えば、
仕事中は私語は厳禁と思っていたら、一切しゃべらないのです。仕事中は話さない事が当たり前と思っています。
なので、話しかけられても積極的にコミュニケーションをとろうとはしません。さらに、話しかけてくれた人に対しては、「なんで仕事中におしゃべりするの」と話す人はルールに従わない人で悪い人と思ってしまうので、敵になります。

ストレスに弱い

レジリエンス(ストレス耐性・心のしなやかさ・回復力)が低いので、ストレスに非常に弱いのが特徴です。
あまりにもストレス耐性が低いと、うつ病(メンタル疾患)にもなりやすいです。

成功か失敗かで物事を判断していると、ものすごく良かった時だけ成功になるとそれ以外は失敗になります。また、完璧主義も持ち合わせていると、少しの成功も喜べないので永遠にその人の望む成功はこないのです。その為、また自分は失敗してしまったと失敗体験ばかりが増えてしまうので、新しい事に挑戦するときに「また失敗していまう」と考えてしまい挑戦することが怖くなります。これが続いてしまうと新しい事を覚えたり、新しい人に出会う、自分の成長のチャンスがどんどん奪われてしまうのです。

白黒思考の人は、物事を「黒」で判断していることが多いです。
黒で判断しているので、毎日が面白くないです。

原因

産まれてから10歳くらいまでは、白黒思考に従っていきています。どんな人でも持ち合わせていることになります。しかし、極端に考え込んでしまうと人間関係が難しくなります。

産まれてはじめて持つ感情が「快か不快」になります。
お腹が空いてミルクがもらえると「快」もらえないと「不快」になります。
この時ミルクが欲しくて泣くのに相手のことは考えず、素直に表現できます。

人と関わっていく中で、妥協・相談・協力のグレーゾーンを知っていくのですが、ここで強く拒まれたり、矛盾が生じたり、受け入れてもらえない体験を繰り返すと白黒思考が加速します。
成長の過程で体験を通じて他人の考えや新しい考えを取り入れつつ妥協・相談・協力のグレーゾーンの存在を知っていくのです。

本来、子どもは感情や興味を自由に表現したり、疑問や納得がいかないことを素直に聞いたり、自分の感覚で人を信じたり自分自身を信じたりして自己肯定感がUPします。

しかし、幼少期に虐待・過保護・過干渉・放棄などの環境の中で育つと、心が傷ついたりショックを受けたりして、自分の意見や考えが自由に表現できずに白黒思考のまま大人に成長してしまう場合があります。
親からの教育・しつけが極端であったり厳し過ぎるとその影響で、白黒思考のまま大人になります。
本来、自分を信じる力や自分にはできると言う感覚が育つのですが、その感覚が育たなくなってしまいます。


幼少期の過保護・過干渉・放棄などの環境の中では、失敗や成功・挫折・挑戦などの経験が歪んで認識してしまいます。


白黒思考による影響

・自分の評価も0か100
自分に対する評価も良いか悪いか、出来ているか出来てないかと厳しい評価になり自分を大切にできなくなってしまいます。

・視野が狭い
他人の意見や新しい意見を受け入れられない。白か黒の意見しかないと思い込んでいるが、実際は黒の考えしかないので自分以外の意見を受け入れることができません。

・ストレス倍増
許容範囲を狭めてしまって理想と現実のギャップを強く感じてしまい、自らストレスや不満を溜めてしまいます。

・自ら制限をかける
自分に制限がかかってしまい、根拠のない思い込みで自分ににも他人にも不満を感じ信じられなくなります。

・傷つきたくない
他の人からの言動から自分を守るために、相手を敵と捉えて安全を確保しようとし家に引きこもることもあります。他の人と話や関わらなければ、傷つかずに済むと思っています。

2つの改善方法

①白黒思考に気づく

自分自身のことを批判していることが多いです。
また、自分自身も白か黒かの極端に評価していることがあります。

判断の仕方が
白=ナルシストな人
黒=自己肯定感が低い人


日頃からどのような白黒思考を持っているのか意識してみる

【ありのまま自分手帳の活用法】

①どんな状況で白黒思考が浮かんだか?

②その白黒思考はどんな白黒思考なのか?

③それについてどう感じたのか?

④その時どんな行動をとったのか?

書き出すことで自分の思考クセや幼少期の教えを守っているルールが見えてきます。

別の考え

自分はこうだ。と、考えているのでそこから抜け出す。今の考え方以外に別の見方・考え方がないか考える。

その考えは、確かな根拠があるのか?裏付けはあるのか?
また、全く正反対の意見は何かを考え、自分の考えと反対の考えとその間の意見がないか探してみる。

新しい考えを作ってみる

自分の考えを手放してもいいことや、ここまでは譲れること、これは譲れなことがいくつかの考えを出した中で組み合わせて新しい考えを出してみる。

1:自分の今までの考えで譲れないことはなんですか?

2:自分の考えで譲れたことはなんですか?

3:組合せを変えて新しい考えを作ってみる

4:他の人はどんな考えを持っているか聞いてみる

②物事の点数化

人生や自分自身には、グレーゾーンが存在することが分かることが大切です。

出来事や気分を100点満点中何点か目に見えるようにすることで確認ができます。

【ありのまま自分手帳の活用法】

①今日の朝起きた時の気分を点数で表します。(100点満点)

②毎日、書きます。


毎日書いて1週間で振り返りをします。

0か100か以外の点数がありましたか?

色々な点数の日があると思います。
色々な点数があると言うことは0か100かではない日もあるということです。
0に近い点数もあれば、100に近い点数もありまた50の点数もあるということです。
人にもこの世の中にも0か100だけでは応えられないことがいっぱいあるのです。

0と100以外も存在するグレーゾーンがあることに気づくことが大切なのです。

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