インナーチャイルドを癒やす2日目【傷ついた子どもに逢いに行く】
子どもの頃
あなたはどんな子どもでしたか?
あんな遊びをしたり、こんな事が好きだった。
昔の写真を見ながらや友達、兄弟にどんな子どもだったか訪ねてみると思い出しやすくなります。
どんな性格でしたか?
※どうしても思い出せない、思い出したくない場合は無理をせずに思い出さなくても大丈夫です。
社会と家庭
ブルーグループとレッドグループ
インナーチャイルドを癒やす1日目のワークでブルーグループとレッドグループに分けて書き出して頂いた事柄を見ながら進めていきます。
①ブルーグループ
父親の存在=社会
ブルーグループで書き出した上手くいっていない事は父親の存在が大きく影響しています。
その為、父親との関係性を見直すことで問題解決に繋がります。
社会に出て「自分のやりたい仕事に就ける」「仕事が楽しい」「いつだって助けてくれる人はいる」「自分の努力で必要なお金は稼ぐ事が出来る」とプラスなイメージを持って育っていれば、仕事にやりがいを持ち新しい事にも挑戦していることでしょう。
しかし、「学力がないといい会社には入れない」「自分のやりたい仕事ができるのはごくわずかな人」「仕事をすることはつらい、大変なことだ」「周りの人に勝たないと舐められる」と、マイナスなイメージが多い方は、職場が安全な場所ではなく安心できずいつも緊張している状態でいることが多いです。
②レッドグループ
母親の存在=家庭
レッドグループで書き出した上手くいっていない事は母親の存在が大きく影響しています。
その為、母親との関係性を見直すことで問題解決に繋がります。
家庭で笑顔が絶えない母親の愛情を受けて育つと、プラスなイメージで家庭を見ることができるので、家が安らぎでこころが落ち着ける安心な場所として感じられます。
しかし、感情の起伏が激しい、無関心、夫婦ケンカなどを経験して育つと、マイナスなイメージが植え付けられ「結婚は大変」「パートナーは面倒くさい」「子どもの接し方に不安を抱える」と、1人で居た方が楽と思うようになります。
③兄弟・姉妹
人といるときのあなたの立場、振る舞い方の基礎
演じている自分・社会、周りからの期待によって作り上げられたあなたになります。
親から「ありのままの自分」でいるだけであなたには存在価値があると教えてもらって育つと、自分のなりたい自分、ありのままの自分で人と関わりができ楽しいことを心の底から楽しいと思えて育ちます。
しかし、兄弟・姉妹・親戚・幼馴染みなど比べてこられた、愛情が自分には向けられてないと思うと人間関係を競争相手として接してしまいます。
親との関係性
あなたが小さいとき(幼少期)のことを思い出してください
繋がる言葉
インナーチャイルドを癒やす1日目でのワークで人間関係で気になる言葉や言われて強い感情が沸き起こった言葉はなんでしたか?
・その言葉の中で小さいとき親に言われた言葉ななかったですか?
・同じようなシチュエーションはありませんでしたか?
例えば、
上司から「謝ってきなさい」と、言われたときに「素直に謝れなかった」出来事があった。
この「謝ってきなさい」に関連して小さいときにになかったかな??
小さいときに言われた事ないかな??
幼少期に親から「謝ってきなさい」と言われた経験がある。
これがインナーチャイルドになります。
小さなあなたに会いに行く
ここからは実際にイメージで小さいあなたに会いに行きます。
普段から自分の身体や小さいときの記憶をゆっくり観察することは少ないとおもいます。
幼少期の傷ついた体験が今も残り、その記憶のほとんどは潜在意識にあります。
思い出すことで、肉体の痛みや感覚として感じる人や実際の小さいときのあなたとしてイメージとして感じる人、感情だけの不安、恐怖、怒り、悲しみとして感じる人もいます。
どんなイメージでも、ただ感じとってください。
リラックスできる静かな所で行うのが理想です。
①軽く目を閉じてリラックスします。
②深呼吸をします。
呼吸はゆっくり、深くしていきます。
吐くときに長く、自分のマイナスな感情が体の外に出ていくようにイメージします。
③小さいあなたに会いにいきます。
小さいときに強く印象に残っている場面を思い出してください。
④そこにはどんなちいさいあなたがいますか?
何歳の時?
どんな場所で?
どんな状況ですか?
何か言われましたか?
言われてどう思いましたか?
④どんなあなたがいますか?
⑤数分間小さなあなたを観察してください。
⑥小さいあなたを見て、あなたの身体のどこか気になるところ、反応したところはありますか?
気になるところに手を当てて意識を向けて見てください。
⑦ただただ、感じて見てください。
もしかしたら、怒りや悲しみの感情、身体の痛みや不安、緊張もやってくるかも知れません。
⑧ゆっくり呼吸をして戻ってきましょう。
今日はここまでです。
弟は何をしても怒られないのに、お兄ちゃんなんだからと僕のおもちゃを貸してあげている。悲しそうな顔をしている僕がいた。
親から殴られている私がいた。泣きもせずただただ耐えている小さな私がいました。
近所の人から「お宅のお子さんいい子ね」と言われても、自分の親が「そんなことないです」と、否定していた。
おばあちゃんから「休んでるんじゃない、だらしない子ね。親はどうやってあんたを育てた」と親のことを悪く言われた。
3日目は実際に小さなあなたがどう感じているか聞いていきます。